韓国の保守系与党・国民の力の韓東勲(ハンドンフン)代表は12日午前に記者会見し、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が早期退陣に応じる考えがないとして、「弾劾(だんがい)で職務停止をすることが民主主義を守る唯一の方法だ」と述べ、与党議員に弾劾訴追案への賛成投票を呼びかけました。韓氏の呼びかけにより、弾劾案可決の可能性が高まっています。
国会や、内乱容疑に関する捜査など、最新の状況をタイムラインで速報します。
- 【そもそも解説】韓国大統領への弾劾訴追、可決なら?過去のケースは
■■■12月13日(日本時間)の動き■■■
16:19
弾劾訴追案の採決は14日午後4時からに
「非常戒厳」の宣布をめぐり、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する2度目の弾劾(だんがい)訴追案の採決が、14日午後4時(日本時間同じ)から国会で行われることになったと、聯合ニュースが報じた。
1度目は7日に採決があり、与党議員の大多数が欠席して弾劾案は不成立となった。12日に野党6党が再び弾劾案を国会に提出していた。
16:00
与党・国民の力、14日に議員総会で弾劾訴追案への対応方針決定
保守系与党・国民の力の権性東(クォンソンドン)院内代表は13日の記者会見で、14日に議員総会を開き、党として尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案への対応方針を決めると述べた。
尹氏に近い権氏は、12日に約7割を得票して院内代表に選出された。「国政の混乱を収拾し、内外の衝撃を最小限に抑えることに集中するのが、党と国会の最優先課題だ」と述べ、弾劾訴追案への反対姿勢をにじませた。
12:00
尹大統領に対する逮捕状を「検討中」
韓国国家捜査本部の捜査関係者は13日、ソウル市内で記者団に対し、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領への事情聴取や逮捕状請求について、「内部で検討している」と明らかにした。聯合ニュースが報じた。
尹氏は「非常戒厳」の宣布をめぐり内乱容疑で告発されている。韓国メディアによると、現職大統領が拘束されれば、憲政史上初の事態となる。韓国憲法は、大統領は在職中に刑事上の訴追を受けないとする「不訴追特権」を認めているが、内乱罪は例外としている。
10:30
実刑確定で失職の曺国氏の議席引き継ぎが完了
韓国の中央選挙管理委員会は13日、野党「祖国革新党」代表の曺国(チョグク)氏の実刑判決が確定して国会議員を失職したことを受け、同党の白仙姫(ペクソニ)氏が議席を継承することが決定した、と発表した。曺氏は7日の弾劾(だんがい)訴追案に賛成票を投じていた。
比例代表名簿で次点の候補が繰り上がった。これにより、14日に国会で予定されている尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案の採決で、可決に与党議員から少なくとも8人の造反が必要とされる状況に変化は生じていない。
10:00
尹氏の支持率は11%に低下
韓国の世論調査機関ギャラッ…