中国国家統計局が16日に発表した1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質成長率が前年同期比5・3%だった。前期(昨年10~12月期)の5・2%から加速した。企業の生産が増加したことなどが牽引(けんいん)したが、不動産不況などの不安要素は残っている。
習近平(シーチンピン)政権は今年の成長率目標を5%前後としており、1~3月期は目標通りの数字となった。企業の生産状況を示す鉱工業生産は前年同期比6・1%増と高い伸びを示した。電子部品などの生産が大きく増えていた。
一方で不動産市場は好転の兆…