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小型ロケット「カイロス2号機」について記者会見するスペースワンの豊田正和社長=2024年12月18日午後2時38分、和歌山県串本町、田辺拓也撮影
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 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は18日、小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げが失敗した原因について「燃焼ガスを噴出するノズルに異常が起き、飛行経路を逸脱した」と発表した。打ち上げ3分7秒後に爆破し、飛行を中断した。

  • カイロス2号機、打ち上げ後に飛行中断 民間初の人工衛星投入ならず

 打ち上げ失敗は、今年3月の初号機の爆発に続き、2回連続。人工衛星打ち上げ市場への参入をめざすスペースワンにとって、ロケット開発の難しさが突きつけられた形だ。

 今回搭載した衛星5基は喪失した。同社は18日午後に会見を開き、豊田正和社長は「失敗とは捉えていない。得られたデータや経験は非常に貴重だ。今後もスペースワンは失速することなく邁進(まいしん)したい」と述べ、原因究明をした上で、3号機の打ち上げに挑むとした。

 カイロスは、全長約18メー…

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