Smiley face
スライドを使って発表する後藤悠希さん(左)と近藤由依さん=2024年4月8日午後1時43分、津市、小林裕子撮影

 三重大学教育学部の国語教育コース4年生の鈴木悠里さん(21)、家政教育コース4年生の近藤由依さん(21)、英語教育コース3年生の後藤悠希さん(20)が2月、マレーシアの日本人学校でインターンシップに臨んだ。海外の日本人学校でのインターンシップは同大では初の試みという。外国につながる子どもたちが年々増える中、海外の教育現場に触れた経験を日本で生かしてもらう狙いがある。

 今月8日の教育学部の新入生オリエンテーション。約200人を前に、近藤さんと後藤さんが経験を発表した。

 近藤さんと後藤さんら3人は2月12~24日、ジョホール日本人学校でインターンシップ生として研究授業に挑んだり、同校教員の授業のアシスタントをしたりした。

 後藤さんは、同校では小学1年生から英会話の授業が毎週あり、会話だけでなく読み書きも学んで英語教育が盛んに行われていることを報告。学年を超えて構成されたグループでの活動が多く、学年に関係なく仲がよいことなども紹介した。

 後藤さんは「日本の学校と似ているところや異なるところを学ぶことができます。皆さんもぜひチャレンジしてほしい」と呼びかけた。

 近藤さんは取材に、応募した理由を「日本と違う環境で育ち、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちと触れあえる機会と思いました」と話し、「マレーシアの多文化の中で、子どもたちは多様性を自然と身につけています」と語った。

 三重県教育委員会によると2…

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