16日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日より761円60銭(1・94%)安い3万8471円20銭で取引を終えた。米国の利下げ観測が後退したことで、前日の米国株式市場が大幅安となった流れを受けた。日本の長期金利が上昇（債券価格は下落）したことも重しとなり、下げ幅は一時900円超まで広がった。
15日に米国で公表された3月の小売り売上高が市場予想を上回って米景気の堅調さが確認され、米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げが遅れるとの見方が拡大。米長期金利が上昇したことで、米国の主要株価指数はそろって下落した。
東京株式市場も取引開始直後から全面安の展開となった。日経平均は、一時3万8300円台まで下落し、取引時間中として約1カ月ぶりの水準まで低下した。
東京債券市場では長期金利の…
