ソフトバンクとの提携を発表した米AI新興企業パープレキシティのスリニバスCEOが17日、都内で朝日新聞の単独インタビューに応じた。パープレキシティは利用者の質問に文章で答えるAI検索サービスを手がける。検索市場で支配的な地位を占める米グーグルを「5年後には抜く」との意欲を示した。
――ドイツや韓国でも、現地の通信企業と提携を発表しました。日本でソフトバンクをパートナーに選んだのはなぜですか。
「私はソフトバンクの大ファンです。彼らが日本で達成してきたことに感銘を受けています。常にイノベーションを起こし、発明し続けているからです」
「この技術はまだ初期段階で、未熟な部分もあるし、間違いも犯すでしょう。私たち両社は共にトレーニングや企業パートナーシップなど、多くのことに取り組むことができます。今回の私たちの協力は、パラダイムシフトといえます」
――日本市場の可能性をどうみていますか。
「日本は私たちにとって、収益面でも2番目に重要な国になっています。国民1人当たりの所得が高く、先進的なマインドを持つ利用者が多い。誰もがパープレキシティを使えば気に入ると思いますが、知名度はまだ低いのが課題でした。今回のソフトバンクとの提携を通じて、私たちはその問題を解決できると思っています」
――検索市場では、米グーグルが支配的な地位を占めています。
「だからこそ、私たちには仲間が必要なのです。単独でできるゲームではありません。各国での仲間づくりを通じて、今から5年後には、我々はグーグルよりも成長した存在になっています」
――どのように対抗するのですか。
「私たちの強みは、正確な情…