インタビューに答える安野貴博さん=2024年7月11日、東京都中央区、関田航撮影

 昨夏の東京都知事選に立候補したAIエンジニアの安野貴博氏(34)が今夏の参院選に向け、自らを代表とする新党を結成することが分かった。関係者によると、安野氏が比例区で立候補するほか、比例区と選挙区で計10人以上の新顔を参院選で擁立する方針で、テクノロジーの活用を打ち出していくという。

 党名は「チームみらい」とし、8日に記者会見を開き、詳細を表明する。

 安野氏は東京大学工学部を卒業後、外資系コンサルティング会社を経て、AIを活用したスタートアップ企業を創業した。

 昨夏の都知事選では、デジタル技術で市民の政治参加を促す「デジタル民主主義」を掲げて立候補。YouTube上で24時間体制で質問に答えるAIアバター「AIあんの」を公表するなど、テクノロジーを押し出す選挙戦を展開し、全体で5番目となる約15万票を得た。

 昨年11月には、自治体などのデジタル化を支援する都の外郭団体のアドバイザーに就任していた。

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