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Apex Legends世界大会の会場では札幌市をアピールする電子広告も目立った=2025年2月2日午前11時25分、札幌市、日浦統撮影
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 人気オンラインゲーム「Apex Legends」の世界一を決めるeスポーツ大会「Apex Legends Global Series Championship」(通称:ALGS Championship)が、初開催の今年に続き、3年連続で大和ハウスプレミストドーム(札幌市豊平区)で開催されることが決まった。24日、主催するアメリカのゲーム販売会社「エレクトロニックアーツ(EA)」と札幌市が協力に向けた覚書を結び、発表した。

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 「札幌市と緊密に協力し、より大きく、より記憶に残る祭典を実現します」

 EA社のモニカ・ディズモア氏は締結式でこう宣言した。大会開催は2026年と27年の1月を予定する。

 同社は今年1月、日本初となる「ALGS Championship」をドームで開催。延べ3万4千人が来場し、オンライン配信の同時接続者数は最大54万人にのぼった。

 ディズモア氏は「大会はすばらしい成功をおさめた」と振り返り、「日本市場の重要性」「地元関係者のパートナーシップのすばらしさ」から連続開催を決断したと明かした。

 札幌市によると、1月の大会の経済効果は13億円。配信では札幌のプロモーション動画が流れ、SNSは札幌の魅力を発信する選手、ファンらであふれた。

 地域活性化の「一大チャンス」と捉える市は、前回に続き「特別協力」として大会に関わり、開催をバックアップする。EA社と協力して地元企業の参画やeスポーツ普及にも取り組むという。

 秋元克広市長は「札幌が『eスポーツの聖地』として世界中に認められるように努力していきたい」と述べた。

 「Apex Legends」は、EA社が提供するシューティングゲーム。プレーヤーは、「レジェンド」と呼ばれる異なる能力を持ったキャラクターを選択し、3人1組のチームで対戦する。高い戦略性が必要とされ、世界的に人気が高い。

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