オンラインゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」の世界一を決めるeスポーツ大会が29日、札幌市の大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開幕した。世界のトップ40チームがチャンピオンの称号と賞金総額200万ドルをかけて熱戦を繰り広げる。アジア初となる開催は、札幌にとってどれほどインパクトのあることなのか。
「Apex Legends」は、アメリカのゲーム販売会社・エレクトロニックアーツ(EA)が提供するシューティングゲーム。プレーヤーは、「レジェンド」と呼ばれる異なる能力を持ったキャラクターを選択し、3人1組のチームで対戦する。高い戦略性が必要とされ、世界的に人気が高い。
開幕した大会「Apex Legends Global Series Year 4 Championship」は、2024~25年にかけてアメリカやドイツで開催された一連のApex国際大会の「グランドファイナル」という位置づけで、5日間で40を超える国から3万人以上が来場予定。大会史上最多の動員となる見込みで、eスポーツとの親和性が高いSNSでの発信によるシティープロモーション効果への期待は大きい。世界中の人が見守る大会のライブ配信の合間に、札幌のPR映像も流れる。
28日に札幌市役所を表敬訪問したEA社のジョン・ネルソン氏は「ここ数年間、私たちは日本で世界大会を開催したいとずっと活動を続けていた。ついに夢がかなった。札幌市は、これまでの世界の開催地の中でも一番、私たちを歓迎してくれた」と感謝を述べた。
記事後半では札幌招致の舞台裏を紹介。地元関係者は、「一過性のイベント」にとどまらない波及効果をめざしていくといいます。
市長のサプライズビデオ「飛行機で見返した」
官民が連携した招致活動が結実した。
昨春、主催者側から「大会候…