米アップルは9日、米カリフォルニア州の本社で開発者会議を開き、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」に搭載する基本ソフト(OS)の画面デザインや名称を今秋にも一新すると発表した。しかし、巨大IT間で新たな競争軸になっている生成AI(人工知能)では革新的な技術を打ち出せなかった。
画面デザインの刷新は2013年以来で、「10年に一度のプロジェクト」(幹部)という。ガラスのような光沢や透明感が特徴の画面デザイン「リキッドグラス」は、アプリのアイコンなどが立体的に見える効果を加える。iPhoneやiPadなどアップルの製品に共通で搭載される。
アップルは24年、同社の生成AI「アップルインテリジェンス」をiPhoneなどに導入し、音声アシスタント「Siri」が利用者の質問に答える精度を高めた。この日は、異なる言語の通話をリアルタイムで翻訳できるようになる機能などを発表した。
ただ、類似のサービスはすで…