京都を舞台に毎年開かれているインディーゲームの祭典「BitSummit(ビットサミット)」が成長を続けている。13回目の今年は、前年の約1.5倍、過去最多の約5万8千人が来場。産業活性化につながるとの期待も高まっている。
インディーゲームとは、比較的小規模で低予算でつくられるゲームのこと。インディーの語は「従属していない」といった意味の英語「independent(インディペンデント)」から来ていて、単に小規模なことを示すのではなく、自由な発想で新しいことに挑戦するといった意味合いもある。
京都市左京区の「みやこめっせ」で開かれた今年のビットサミットには、個人開発者や小規模な制作会社、大学のチームなど、122の一般出展者がゲームを並べた。
ソニーグループのゲーム会社や任天堂といったスポンサーや、企業出展なども含めると、計約400者が出展。7月18日のビジネスデーには約1万人、19~20日の一般公開日にはそれぞれ2万4千人前後の来場者が集まった。
20日に会場を訪れた京都市の女子大学生(20)は「高校時代から応援してきた制作者さんがいる。どんな作品を出しているのか楽しみ」。インディーゲームの魅力を広めようと、大学の後輩たちも誘ってきたという。
第1回のビットサミットは2…