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志波令真(濱正悟、右)とハルト(兵頭功海)=TBS提供

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 深夜枠で毎クール放送されるボーイズラブ(BL)ドラマは、元々あった原作を映像化した作品が目立つ。17日スタートのドラマ「毒恋~毒もすぎれば恋となる~」(関東はTBS・火曜夜11時56分など、NetFlixで先行配信中)は一風変わっている。映像化を前提に小説から企画した、濱(はま)正悟演じる弁護士と兵頭功海扮する詐欺師の物語だ。

 仕掛け人は、25年以上にわたりテレビドラマ制作に携わってきた大映テレビの渡辺良介社長。同社には「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレ東系)などBLモノのヒット作もあるが、近年は「原作が掘り起こされ尽くして、取り合いになっている」。たとえ人気があっても性描写が多く、テレビに不向きな場合もある。

 ならば映像化を前提に、原作…

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