欧州連合(EU)が昨年成立させた人工知能(AI)を包括的に規制する「AI法」で、生成AIなど先端技術に関する規定が2日、施行された。急速な進化を続ける技術だけに、規制を開発の足かせにしたくない米政府やIT企業から反発を受けて慎重なスタートとなった。
施行された規定は、人間のような自然な文章が生成できる「ChatGPT(チャットGPT)」などの大規模言語モデル(LLM)を含む、膨大な学習データを使う生成AIが対象。AIを開発や提供する企業には、使った学習データの概要の公開や、EUの著作権法の順守などが義務づけられる。
「実践規範」には26社が署名 米メタ社や中国のディープシークは?
生成AIの進歩が著しいこと…