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養殖場のニホンウナギ。天然のシラスウナギを大きく育てて出荷する=静岡県浜松市
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 欧州連合(EU)は27日、絶滅の恐れのある希少種の国際取引を規制するワシントン条約で、ウナギを輸出規制の対象とするよう締約国会議に提案した。11~12月にウズベキスタンで開かれる会議でこの提案が採択されれば、輸入に約7割を依存している日本にも影響が及ぶ可能性がある。

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 EUの行政を担う欧州委員会の報道官によると、提案は、主に日本で食べられているニホンウナギを含む「ウナギ属」の全種を、ワシントン条約の「付属書2」に掲載するよう求める内容。稚魚や成魚だけでなく、ウナギの加工品も対象になる。23日に開かれたEU加盟国の閣僚級会合で合意された。

 付属書2は、現時点では絶滅の危険が高くないものの、取引を厳重に規制しなければ絶滅の恐れがあるとされる種が対象。掲載されれば、科学的な見地などに基づいた許可書の発行が輸出国に義務づけられる。

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