アイシンとデンソーなどが共同開発した電気自動車の基幹部品「イーアクスル」。スズキに供給する=アイシン提供

 トヨタ自動車グループの部品大手アイシンとデンソーは、両社などが開発した電気自動車(EV)向けの基幹部品「イーアクスル」をスズキに供給すると発表した。トヨタ以外での採用は初めてという。

 イーアクスルは、モーターやインバーター、減速機などを組み合わせた駆動部品で、ガソリン車のエンジンにあたるEVの「心臓部」だ。アイシンとデンソーなどが共同開発したトヨタ車向けの製品を小型化し、原価低減を図った。

 アイシンがインド工場でつくり、スズキが今年春からインドで生産する「eビターラ」に載せる。海外での生産は初めてとなる。

 アイシンとデンソーは2019年に共同出資会社を設立し、ともにEV部品開発を進めている。トヨタ以外にも販売先を広げることで、開発費を抑える狙いがある。

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