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記者会見するFRBのパウエル議長=2025年1月29日、ワシントン、榊原謙撮影

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、2会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。トランプ政権の関税政策などが物価高(インフレ)に与える影響を見極めたい考えとみられる。

 19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で決めた。政策金利はピーク時より1.0ポイント低い現状の年4.25~4.50%を維持する。

 激しいインフレの落ち着きを受け、FRBは昨年12月までに3会合連続で利下げしていた。だが、トランプ氏が特定の国や品目に次々に関税を課したり、予告したりしていることで、インフレの再燃や景気の悪化などが懸念されている。

 一方、FOMC参加者は19…

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