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米ワシントンで2025年5月7日、記者会見をする米連邦制度準備理事会(FRB)のパウエル議長=ロイター

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は、18日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。これまで「2回」としてきた年内の予想利下げ回数も維持した。FRBがいつ利下げに踏み切るかに注目が集まる。

 政策金利は、今回のインフレ局面のピーク時より1.0ポイント低い現状の年4.25~4.50%を維持する。トランプ大統領の関税政策が、物価や雇用にどのような影響を与えるかを慎重に見極めるためだ。

 一方、FOMC参加者が3カ月に1度示す政策金利見通し(中央値)は、0.25%幅の利下げを年内に2回行うことを見込んだ。前回3月見通し以降、トランプ氏は「相互関税」や自動車関税を発動しており、景気やインフレへのリスク要因は増えているが、利下げ回数は前回から維持した。

 5月の消費者物価指数(CP…

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