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記者会見するFRBのパウエル議長=2024年6月12日、ワシントン、榊原謙撮影

 米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)は17、18日に開く会合で、政策金利(現在年5.25~5.50%)の引き下げを決める見通しだ。実現すれば今回の物価高(インフレ)局面では初めてで、利下げ幅は通常の2倍と大規模になる可能性もある。FRBがこのタイミングで利下げに動く理由とは。そして、その影響は。「インフレ」「雇用」「為替」の三つの論点を整理した。

激しいインフレに落ち着き

 今回、FRBが利下げに踏み…

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