Smiley face
写真・図版
米ワシントンで2025年6月11日、米下院の歳入委員会の公聴会に出席したベッセント財務長官=ロイター

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の任期が1年近く残っているにもかかわらず、トランプ大統領が後任人事について早くも発言を始めた。次の議長は誰か、観測が飛び交っている。

 トランプ氏は6日、パウエル氏の後任が「すぐに明らかになる」「とても良いアイデアがある」などと記者団に述べた。パウエル氏の議長としての任期は2026年5月で切れるが、この段階で後任人事について踏み込んだ発信をするのは異例。FRBの議長人事は、大統領が指名し、連邦議会上院が承認する。

 米ブルームバーグ通信は10日、関係者の話として、ベッセント米財務長官が候補に浮上していると報じた。このほか、FRBの元理事ケビン・ウォーシュ氏の名前も挙がっているという。ただ、ロイター通信によると、ホワイトハウスはこの報道を否定した。

 次期議長の人事をめぐっては…

共有