米ホワイトハウスで2017年11月2日、米連邦準備制度理事会の議長に選ばれたパウエル氏(手前)とトランプ米大統領=ロイター

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は29日、トランプ米大統領とホワイトハウスで面会し、金融政策の決定は「慎重で、客観的かつ非政治的な分析」に基づいて行うと伝えた。第2次トランプ政権が発足してから、パウエル氏とトランプ氏の面会が公表されたのは初めて。

 FRBによると、面会はトランプ氏の招待で実現し、経済成長や雇用、インフレ(物価高)について話し合った。パウエル氏は、金融政策の見通しには言及しなかったという。

 ホワイトハウスのレビット報道官は29日の記者会見で、トランプ氏がパウエル氏に対し「利下げをしないのは間違いで、中国や他の国に対して米国を経済上不利にしていると考えている、と伝えた」と明かした。パウエル氏の解任についての言及はなかったという。

 トランプ氏は、パウエル氏に…

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