南アフリカのヨハネスブルクで20日、主要20カ国・地域(G20)外相会合が2日間の日程で開幕した。米国は、多様性や気候変動対策などを重視する南アを「反米的」と非難し、欠席した。一方、中国やロシアはアフリカを含むグローバルサウス(新興・途上国)に対して積極的に関与する姿勢をみせている。
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アフリカで初の議長国となった南アのラマポーザ大統領は開会式で、ウクライナや中東、アフリカでの紛争を終結させるためには「国連憲章や国際法の原則が極めて重要だ」と強調。「G20を通して『連帯、平等、持続可能性』に基づく人類の進歩のための新たな指針を定めよう」と呼びかけた。
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