Smiley face
写真・図版
2025年6月17日、カナダ・カナナスキスで開かれたG7首脳会議で、スターマー英首相(右)と話すウクライナのゼレンスキー大統領。代表撮影=AP
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 カナダ西部カナナスキスで開かれていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は17日、2日間の日程を終えて閉幕した。トランプ米大統領が初日で切り上げ、包括的な首脳宣言も見送られたうえ、ロシアによるウクライナ侵攻からG7として一貫して打ち出してきたウクライナ支援についても、一致した声明が出せなかった。

 G7首脳は17日、人工知能(AI)、量子技術、重要鉱物、山火事、移民の密入国、国境を越えた抑圧の6分野について個別の共同声明を出した。また、16日にはイスラエル・イラン情勢についての声明を発表した。ただ、全体を通じての包括的な首脳宣言はなかった。

 ロイター通信によると、昨年のサミットで主要議題だったウクライナ支援についても、G7首脳は「強い声明」を準備していたが、米国が抵抗したために見送ったという。カナダ政府高官は「米国は内容を薄めようと希望したが、カナダは『それではウクライナに公平でない』と判断した」と説明したという。

 AFP通信が伝えたカナダ政…

共有