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会見を開いたウクライナのゼレンスキー大統領=2025年2月23日、キーウ、藤原学思撮影

 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって3年となる24日、主要7カ国(G7)はオンライン形式で首脳会議を開いた。トランプ米大統領就任後のG7首脳会議の開催は初めて。石破茂首相は会議でウクライナ侵攻をめぐる和平交渉について「力による現状変更が可能というような誤った教訓が引き出されないように注意が必要だ」と強調した。

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 会議後の首相の記者団への説明によると、首相は会議で、米国をはじめとする外交努力で「事態が打開されることを期待する」と語った。そのうえで「(ウクライナの)平和が実現するにあたっては、力による現状変更が可能であるというような誤った教訓が引き出されないように注意が必要だ」と述べ、「ウクライナにおける公正かつ永続的な平和の実現のために、今後ともG7の結束が必要であり、我が国としてもウクライナへの支援、対ロ制裁は継続していく」と強調したという。首相はまた、ロシアと北朝鮮の軍事協力を強く非難した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は23日の会見で、日本について問われると、これまでの支援に感謝を示し、「今後の交渉で日本は大きな役割を果たすことになる」と言及。G7首脳会議で石破氏と協議すると語った。

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