カナダ東部シャルルボワで開かれていた主要7カ国(G7)外相会合は最終日の14日、共同声明を出した。ロシアのウクライナ侵攻について「ウクライナが即時停戦に尽力していることを称賛する」とし、「包括的かつ公正で永続的な平和に向けた重要な一歩」だと評価する一方、ロシア側に「平等な条件で停戦に合意し、完全に履行」するよう求めた。
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一方、これまでの会合で繰り返し使ってきた「ロシアの侵略戦争」という表現は使わなかった。1月に発足したトランプ米政権はウクライナとロシアの早期の停戦をめざし、ロシアの主張に強く配慮している。ルビオ国務長官は会合が始まる前の10日、記者団に「敵対的な言葉遣いが時に当事者間の対話を難しくする」と語り、ロシアを強く非難する文言には反対する考えを示していた。
声明は、ロシア側が停戦に同…