カナダ東部シャルルボワで開かれていた主要7カ国(G7)外相会合は最終日の14日、共同声明を出し、閉幕した。ロシアのウクライナ侵攻について「ウクライナが即時停戦に尽力していることを称賛する」とし、「包括的かつ公正で永続的な平和に向けた重要な一歩」だと評価する一方、ロシア側に「平等な条件で停戦に合意し、完全に履行」するよう求めた。
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G7をめぐっては、1月に就任したトランプ米大統領が、各国が一致して続けてきたウクライナ支援を一時的に止めたり、同盟国からの輸入品にも高関税をかけたりして、緊張が高まっていた。一時は共同声明が採択できるかも危ぶまれていたが、最終的に結束の演出が優先され、参加した閣僚らは安堵(あんど)の表情を見せた。
これまでの会合で繰り返し使…