Smiley face
写真・図版
2025年2月15日、ドイツで開かれているミュンヘン安全保障会議の際に開かれた会合に参加する、ルビオ米国務長官(左から2人目)やドイツのベアボック外相(右から2人目)ら。代表撮影=ロイター

 主要7カ国(G7)は15日、米トランプ政権発足後初めてとなる外相会合をドイツ南部ミュンヘンで開いた。G7外相は、ロシアの侵攻が続くウクライナの持続的な平和の実現に向け、引き続き支援する決意を強調した共同声明を発表した。米国とロシアが主導するウクライナの停戦交渉をめぐって米欧の溝が深まっているが、G7では支援する姿勢で足並みをそろえた。

  • トランプ政権2期目、初の日米韓外相会談 連携強化の裏に不透明さ

 会合にはウクライナのシビハ外相も参加した。声明は、戦争が再び起きないように強固な安全保障を築く必要性を再確認したと強調。戦争終結に向け、ロシアに制裁で圧力をかける姿勢を示し、「ウクライナの自由、主権、独立、領土保全を守るための揺るぎない支援を再確認した」とも明記した。

 議長国カナダのジョリー外相は会合後の記者会見で「ウクライナを引き続き支援し、ロシアに最大限の圧力をかけていく。それがG7の明確な決意だ」と述べた。

 ウクライナや欧州側には、米…

共有