Smiley face
ダイハツの京都工場=2023年12月、京都府大山崎町、朝日放送テレビヘリから、田辺拓也撮影

 2024年1~3月期の国内総生産(GDP)1次速報は、物価変動の影響をのぞいた実質(季節調整値)で直前の四半期(23年10~12月期)より0.5%減った。2四半期ぶりのマイナス成長で、この状態が1年続いた場合の年率換算では2.0%減だった。歴史的な円安による物価高で個人消費が低迷し、トヨタ自動車系の一部メーカーによる認証不正問題で自動車の生産が止まった影響も大きかった。

  • 歴史的株高なのにGDPはマイナス 衰える国力、実感できぬ豊かさ
  • GDP1~3月期、2四半期ぶりマイナス成長 年率2.0%減

 内閣府が16日に発表した。GDPの5割超を占める個人消費が0.7%減ったことが響いた。4四半期連続の減少で、同様のマイナスが続いたのは、リーマン・ショックが重なった09年1~3月期までの4四半期以来となる。設備投資も停滞して0.8%減と振るわない。輸出は特殊な要因もあるが、5.0%減と大幅に落ち込んだ。

 大企業はコストの増加分を価…

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