JR旅客6社は10日、ゴールデンウィーク期間(4月25日~5月6日)の新幹線と在来線の指定席予約状況を発表した。全体の予約席数はほぼ前年並みの285万席。JR各社は「前半が飛び石連休となる曜日配列だが、堅調な利用状況が続いている」と分析している。
混雑のピークは下りが5月3日、上りは5日と6日に分散する傾向があるという。
新幹線の予約席数はほぼ前年並みの232万席。方面別では、東北が前年比1%増で、3日午前に東京駅を出発する「はやぶさ」「こまち」「つばさ」はほぼ満席。東海道は同1%減、山陽は同4%減で、今月13日に開幕する大阪・関西万博による利用増の効果はまだみられないという。 北陸はJR西日本管内で同5%増と好調を維持。九州は同5%減、西九州は同7%増で、いずれもピーク日を含めて座席にまだ余裕があるという。