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2024年8月27日、ロシア南西部クルスク州にあるクルスク原発=ロイター

 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が27日、ウクライナが越境攻撃を続けるロシア南西部クルスク州にある原発の調査を行った。ロイター通信などが伝えた。グロッシ氏は来週、ウクライナでゼレンスキー大統領と会談し、その後、再び訪ロする予定という。

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 ロシア側は、ウクライナ軍が原発攻撃を企てていると主張するなど緊張が高まっていて、IAEAは事態への対応策について協議したとみられる。

 グロッシ氏は「原子力事故の危険性が生じている」と懸念を表明。同原発は、日本の原発のような原子炉格納容器がない種類のため、「攻撃に非常にもろく、状況がより深刻であることを意味する」と述べた。

 グロッシ氏は26日のIAE…

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