国際刑事裁判所（ICC、オランダ・ハーグ）のカーン主任検察官が同僚の女性職員に性的な嫌がらせをしたとする疑惑をめぐり、ICCは16日、カーン氏が一時的に休職すると発表した。休職は国連による外部調査が終了するまでで、その間は副検察官が代理を務めるという。
ICCは発表で、カーン氏から16日、「調査が終わるまで休職する」との通知があったとした。
カーン氏の疑惑は昨年10月に浮上。AP通信によると、同氏は女性職員の体に触れたり、性的関係を強要しようとしたりした疑いがあるという。カーン氏は「ICCは幅広い攻撃や脅迫にさらされている」と述べるなど、一貫して疑惑を否定している。
ICCの締約国会議は同11…
