ギリシャ南部のコスタ・ナバリノで20日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)会長選挙で当選した競泳の金メダリスト、カースティ・コベントリーIOC理事(41)=ジンバブエ=が同日、現地で喜びを語った。
7人が立候補する激戦のなか、1回目の投票(有効投票数97)で当選に必要な過半数を満たす49票を獲得する圧勝だった。
1894年に創設されたIOCで女性、そしてアフリカ出身として初めてトップになる意義について、「真にグローバル、かつ多様性を受け入れる組織に進化したことを示す力強いシグナルだ」と語った。
2001年のIOC会長選挙で初めて女性として立候補した72歳のアニタ・デフランツ委員(米国)への感謝を示し、「彼女のように私たちに道を切り開いてくれた女性はとても重要。だから、私も若い世代のために道を開きたい。特に私には幼い娘が2人いるから」と語った。この日の総会でも昼食の休憩時には車いす姿のデフランツ委員に付き添う光景が見られた。
コベントリー氏を後継者とし…