東京・表参道のアップル直営店には、多数の警察官が集まっていた=2023年9月22日午前7時50分ごろ、東京都渋谷区神宮前4丁目、目撃者提供(トリミング加工をしています)

 米アップルの「iPhone(アイフォーン)15」の購入をめぐり、店の前でトラブルを起こして販売を中止させたとして、警視庁は17日、準暴力団「チャイニーズドラゴン」の白井加次郎容疑者(50)=東京都北区=ら男女7人を威力業務妨害容疑で逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。警視庁は、容疑者らがiPhone15を大量購入し、業者を通じて中国などに転売して収益を活動資金にする狙いがあったとみている。

 暴力団対策課によると、7人はiPhone15の発売日だった昨年9月22日から同27日までの間、東京・表参道のアップル直営店の前の歩道上に集まり、怒鳴るなど粗暴な行為を繰り返して、店側に警備員を配置させたうえ、商品の店頭販売を中止させるなど店の業務を妨害した疑いがある。店側が被害届を出していた。

 白井容疑者らはいずれもチャイニーズドラゴンのメンバーで、東京都北区の王子と赤羽の両地域を拠点にするグループがiPhone15の購入を巡って対立し、トラブルに発展。表参道店では22年まで王子グループが独占的に大量購入していたが、購入を主導していたメンバーが赤羽グループに移り、どちらが表参道店で購入するかをめぐって争いになったという。

グループで対立、チャイドラ サンシャインで乱闘騒ぎも

 チャイニーズドラゴンは中国…

共有
Exit mobile version