４月にスイス・ジュネーブで開催された高級時計の世界最大級の展示会ウォッチズ＆ワンダーズで、人気ブランドのIWCが発表したのは歴史の長い「ポルトギーゼ」シリーズの新作だった。現地でCMO（最高マーケティング責任者）のフランチェスカ・グゼル氏にインタビューし、新作の魅力などについて聞いた。
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――今年の新作がポルトギーゼである理由と、その魅力は？
ＩＷＣにとってポルトギーゼは代表的なウォッチでだからです。タイムレスなシリーズで、最初に発表されたのは１９３９年でした。懐中時計のムーブメントをリストウォッチに内蔵し、精度と視認性を両立したいと考えたのです。この名作をリニューアルするには細心の注意が必要ですが、今回はうまく出来ました。
文字盤に60工程、塗装ラッカーは15層
――特に意識したことは？…
