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茨城県立カシマサッカースタジアム=茨城県鹿嶋市、茨城県提供

 サッカーJ1鹿島アントラーズが本拠地としている茨城県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市)の新愛称が、「メルカリスタジアム」(略称メルスタ)に決まった。県と鹿島アントラーズFC、メルカリが19日、同スタジアムでネーミングライツ(命名権)契約を結んだ。期間は7月1日から3年間で、契約料は年1.5億円になる。

 スタジアムは、サッカー専用として県が1993年に建設。6階建てで、収容人数は約3万9千人。県によると、築30年以上が経ち、屋根鉄骨の修繕など施設の老朽化が課題となっていた。維持費も年間で10億円前後かかっているという。

 命名権を得たメルカリは、2017年にアントラーズのオフィシャルスポンサーとなり、19年には経営権も譲り受けた。

 契約料による収益は、県とサッカークラブで折半する。県は維持管理費の負担軽減に充て、クラブは地域との関係強化に活用する方針だという。

 締結式に出席した大井川和彦知事は、記者会見で「県民、サポーターが(スタジアムを)安心して利用、応援できる環境整備を進めていきたい」と語った。

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