JR東海グループが運営するホテルで、関西では初となる「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」(京都市下京区)が27日、オープンした。同社は保有資産を有効活用してJR名古屋駅前などで計6館のホテルを運営するが、今回は不動産を取得して開発した初のホテルだ。訪日外国人を中心とした宿泊需要の取り込みをねらう。

JR東海の丹羽俊介社長(左から2人目)らが出席したコートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸の開業セレモニー=2025年8月27日午後0時14分、京都市下京区、日比野容子撮影

 ホテルは市営地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩1分で、客室数は125室。宿泊料金は1泊2万円台から。1階には、100年余の歴史を持つベーカリー「進々堂」によるオールデイダイニングを設けた。JR東海が既存のホテルを2024年に三菱地所から譲り受けてリブランドした。

 高収益の東海道新幹線を擁するJR東海がなぜ、関西でホテル事業に挑むのか。開業セレモニーで丹羽俊介社長は「きっかけは、コロナ禍で大変な思いをした経験だ」と述べた。

関西地区で初となるホテルの開業セレモニーに臨んだJR東海の丹羽俊介社長=2025年8月27日午後0時22分、京都市下京区、日比野容子撮影

 リモートワークなどによって新幹線のビジネス利用が減るなか、一定の需要があった観光利用に目を向けた。「コロナ禍後、駅ビルの活用にとどまらず駅の外へ飛び出そうと目標を立てた。その挑戦の象徴的な存在が今回のホテルだ」

 JR東海は26年度にJR京都駅前でマリオットブランドのホテル、30年度には近鉄奈良駅近くにハイアットブランドのホテルを開業する計画を進めているという。

烏丸通沿いに開業したコートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸=2025年8月27日午後1時4分、京都市下京区、日比野容子撮影
コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸の客室=2025年8月27日午前10時56分、京都市下京区、日比野容子撮影
1階には京都ベーカリーの老舗「進々堂」が運営するオールデイダイニングが入っている=2025年8月27日午前11時25分、京都市下京区、日比野容子撮影
1階のオールデイダイニング=2025年8月27日午前11時3分、京都市下京区、日比野容子撮影

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