佐藤孝駅長(右)の合図とともに出発するイブニングウェイ1号=2025年7月4日、JR仙台駅、石橋英昭撮影

 週末の夜はゆったり座って帰ってもらおうと、JR東日本は4日、東北線の仙台―小牛田(美里町)・石越(登米市)間で、全席指定席の特急「イブニングウェイ」の運行を始めた。毎週金曜夜(8月15日を除く)に2本、午後6時15分仙台発小牛田行きイブニングウェイ1号と、午後8時34分発石越行き同3号が走る。

 鹿島台まで止まらず、仙台―小牛田間は最速34分で、普通列車より10分速い。小牛田では、石巻線、陸羽東線の下り列車にすぐ乗り換えられる。特急料金は仙台から田尻までが1290円、石越まで1730円で、在来線チケットレス特急券(トク割)で約半額になる。

 4日夕方には仙台駅で出発セレモニーがあった。茶色のレトロラッピングを施したキハ110系2両編成の1号が、ほぼ満席で県北へと向かった。

 JR東によると、仙台を夕方に出発する座席指定の通勤ライナーは、2007年まで運行していた常磐ホームトレイン以来18年ぶりで、仙台以北では初めて。

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