JR東日本、東海、西日本、九州の4社は19日、各社ごとに展開しているネット予約サービスを連携させることで合意したと発表した。北海道は東日本の、四国は西日本のサービスで予約できるため、一度のログインで全国のJR列車を予約できるようになる。
JRのネット予約サービスは、東日本は「えきねっと」、JR東海は「EX予約」など別々に展開され、内容もえきねっとの予約対象は全国の新幹線と特急、EXは東海道、山陽、九州新幹線のみなどと異なっている。このため、仙台―名古屋間の新幹線をチケットレスで予約する場合は、えきねっととEXにそれぞれログインする必要がある。
4社によると、会員登録はそれぞれ必要だが、会員情報の相互利用により、一度のログインで各社のサービスを利用できるようにする。EXと西日本の「e5489」は2026年度中に先行して連携し、その他は27年度以降に順次連携する予定。
4社は「現在、利用全体の6割がネット予約だが、連携によってチケットレス化をさらに進めたい」と話している。