ものがたり列車のヘッドマークやポスターなどの展示と木川泰弘館長=2025年5月17日午前11時45分、香川県三豊市豊中町、福家司撮影

 「ものがたり列車」と呼ばれるJR四国の観光列車の運行開始から10年余りの歩みをたどる企画展が、香川県三豊市豊中町の私設鉄道博物館「Kトレインワールド」で開かれている。6月8日には、車両をデザインしたJR四国の松岡哲也・ものがたり列車推進室長らによるトークショーもある。

 2014年に運行を開始した「伊予灘ものがたり」をはじめ、「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」に関するヘッドマークやポスター、初代伊予灘ものがたりの椅子など、JR四国から貸与、寄贈されたものを含め、100点以上を展示している。

 木川泰弘館長の次女、十川奈美さんが18年3月、千年ものがたりでは初となる結婚式を挙げた様子を紹介する展示もある。十川さんは「沿線の皆さんに盛大に祝福されたのが印象に残っています」と振り返る。

 6月8日午後1時からは、松岡さんと、ものがたり列車を長年撮影してきた高松市の鉄道カメラマン、坪内政美さんのトークショーを開く。午前11時からはものがたり列車に関するクイズ(参加費200円)もある。

 企画展は7月27日まで。土日祝日に開館。入館料500円。問い合わせはKトレインワールド(050・7115・6203)。

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