JR四国の四之宮和幸社長(右から2人目)、台北メトロの趙紹廉会長(左から2人目)ら=2025年3月12日午後0時25分、高松市浜ノ町、JR四国提供

 JR四国と、台湾・台北市を中心に地下鉄などを運行している台北メトロが友好協定を結んだ。JR四国と台北メトロにそれぞれある松山駅も、同じ名前同士の縁で姉妹駅協定を結んだ。

 台湾からは多くの観光客が四国を訪れており、相互に訪問する観光客をさらに増やすため、両社がPRを推進しようと、協定を結ぶことになった。

 調印式は12日、高松市のJR四国本社であった。JR四国の四之宮和幸社長は「協定を契機に鉄道利用の拡大はもちろん、鉄道以外の分野でも積極的に連携を行い、日台の交流人口の拡大と両者の発展に努めていきたい」と述べた。

 これに対し、台北メトロの趙紹廉会長は「今回の姉妹駅協定を通してより多くの方がそれぞれの松山駅に親しみを持ち、文化交流や観光協力を通じて四国と台北の絆がさらに深まることを願っている」と話した。

 JR四国の松山駅は2013年、国営台湾鉄路(台鉄)の松山駅と友好駅協定を締結している。すでに高松、松山、徳島、高知4駅では台北メトロのPR映像が流れているほか、台鉄だけをPRしていたJR松山駅の「台湾交流ギャラリー」の展示に台北メトロも加える。

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