JR東海グループが運営するホテルで、関西では初となる「コートヤード・バイ・マリオット京都四条烏丸」(京都市下京区)が27日、オープンした。同社は保有資産を有効活用してJR名古屋駅前などで計6館のホテルを運営するが、今回は不動産を取得して開発した初のホテルだ。訪日外国人を中心とした宿泊需要の取り込みをねらう。
ホテルは市営地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩1分で、客室数は125室。宿泊料金は1泊2万円台から。1階には、100年余の歴史を持つベーカリー「進々堂」によるオールデイダイニングを設けた。JR東海が既存のホテルを2024年に三菱地所から譲り受けてリブランドした。
高収益の東海道新幹線を擁するJR東海がなぜ、関西でホテル事業に挑むのか。開業セレモニーで丹羽俊介社長は「きっかけは、コロナ禍で大変な思いをした経験だ」と述べた。
リモートワークなどによって新幹線のビジネス利用が減るなか、一定の需要があった観光利用に目を向けた。「コロナ禍後、駅ビルの活用にとどまらず駅の外へ飛び出そうと目標を立てた。その挑戦の象徴的な存在が今回のホテルだ」
JR東海は26年度にJR京都駅前でマリオットブランドのホテル、30年度には近鉄奈良駅近くにハイアットブランドのホテルを開業する計画を進めているという。