広島県福山市と同県三次市を結ぶJR福塩線の缶バッジを、沿線4市町でつくる福塩線対策協議会が小学生以下の乗客に配っている。缶バッジは5種類で、同県府中市が昨年発行した絵本「おしゃべりなふくえんせん」に登場する、車両やつり革をモデルにしたキャラクターをあしらっている。
缶バッジは福山、府中、三次の各駅に100個ずつ用意した。福山―三次間で乗り降りした乗車券など、当日の乗車を証明できるもの(定期券は除く)を提示した小学生以下の乗客が対象。
絵本は、幼いきょうだいが福塩線に乗って祖父母に会いに行く物語。駅の桜など沿線の美しい風景も描かれている。協議会事務局の福山市都市交通課は「子どものころから福塩線に親しむきっかけにしてほしい」と話している。
このほか、同線を10人以上で利用してイベントを開き、協議会から補助を受けた人も、希望すれば受け取れる。
配布は1月から始まり、3月末まで。在庫がなくなり次第終了する。配布時間帯は駅によって異なり、詳しくは福山市のホームページで。問い合わせは同課(084・928・1161)へ。