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千葉県警本部

 千葉市中央区のジム内で練習相手にけがを負わせたとして、千葉県警が、格闘家でK―1ワールドグランプリのスーパーバンタム級王者、金子晃大選手(28)=千葉県習志野市=を傷害容疑で千葉地検に書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかった。送検は1月16日付。起訴を求める、厳重処分の意見を付けた。

 捜査関係者によると、金子選手は2023年1月2日午後、同区のキックボクシングジムで練習相手の30代男性を殴ってけがを負わせた疑いがある。男性は両腕に練習用のミットを付けていたが、ミットのない顔面を殴ったという。

「立ち位置が悪いと」

 調べに対し、金子選手は「(男性の)立ち位置が悪く、『そこにいたら当たってしまう』という意味でやった」という趣旨の説明をしているという。

 県警は昨年9月、男性の家族から相談を受け、関係者から動画の提供を受けるなどして捜査していた。昨年10月にも同じ被害者に対する別の傷害容疑で金子選手を書類送検しており、千葉地検が合わせて捜査していた。

 K―1を主催するM―1スポーツメディアの代理人弁護士は取材に対し、書類送検の事実は把握しているが「現時点で回答することはない」とした。

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