KADOKAWA富士見ビル

 サイバー攻撃により情報漏洩(ろうえい)や大規模システム障害が起きていた出版大手KADOKAWAは5日、漏洩した個人情報は25万4241人分にのぼると発表した。

 同社が大手セキュリティー専門企業の支援を受けて行った調査によると、漏洩した対象は、子会社「ドワンゴ」のクリエーターら取引先や、全従業員。また学校法人「角川ドワンゴ学園」の在校生、卒業生、保護者、出願者、資料請求者など。漏洩した内容は、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、口座情報のほか、生徒の学歴や進学先などが流出していた。

 原因について同社は、「経路および方法は不明であるものの、フィッシングなどの攻撃により従業員のアカウント情報が窃取されてしまったこと」と推測、窃取されたアカウント情報から社内ネットワークに侵入されて被害につながったとした。

 また、SNSや匿名掲示板で…

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