今年の東京レインボープライド(TRP、19~21日)にあわせ、性的マイノリティー(LGBTQ+)に関わる人々の多様な声を届ける企画「PRIDE CODE」が始まった。朝日新聞ポッドキャストとSpotifyの共同プロジェクトで、さまざまな分野で活躍する人たちが、自身の経験や思いを語る。
その中で、歌手リナ・サワヤマさんと、ラッパーちゃんみなさんのコラボレーションが実現した。
自らも性的マイノリティーであると公言するリナさんが、差別や偏見と闘ってきた経験から生まれた楽曲「This Hell」。どれだけ嫌な思いをしても「こんな地獄でもあなたとならいいわ」と高らかに歌う同曲に、「目を覚ませよ2024」と突きつけるちゃんみなさんのラップが加わり、さらに力強いリミックスバージョンとして生まれ変わった。
韓国生まれのちゃんみなさんも、マイノリティーとして肩身の狭い思いをしたことがあるという。
そんな2人が、リミックスに込めたメッセージとは。LGBTQ+を取り巻く社会への思いとともにポッドキャストで語った。一部を編集してお届けする。(構成・弓長理佳)
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リナさん「知ってほしい、マイノリティーも同じ人間」
リナ・サワヤマさんがポッドキャストで語った内容の抄録です。
西洋では、キリスト教を引き合いに出してLGBTQ+を批判する人がいるんです。それをパロディーにして、「じゃあ地獄で遊んじゃう?」って言ってるのが「This Hell」。ちゃんみなのラップで「地獄の底からギャルピ」って聞いたときは感激して叫んだぐらい、本当に最高でした。
ケンブリッジ大学にいたとき…