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日本生命保険社長 朝日智司(あさひ・さとし) 1963年生まれ、大阪府出身。京大卒業後、87年入社。取締役専務執行役員などを経て、2023年3月から代表取締役副社長。25年4月から現職=東京都千代田区

 日本生命保険は昨年度、本業のもうけ(基礎利益)が業界で初めて1兆円を超えました。「金利のある世界」と株高で資産運用が好調だったためです。ただ、保険の販売そのものは落ち込んでいます。朝日智司社長が、今後の販売戦略のカギとなる「LINE」「若年層」について語りました。

 ――日本銀行による利上げは、追い風になっていますか。

 「プラス面が大きいのは事実です。2025年3月期決算でも(保険料を原資に運用する)資産運用収益が増大しました。『金利のある世界』になり、(運用利回りが期待できる)貯蓄系の保険商品で魅力的なものを提供できる可能性も高まっています」

若者の保険離れ 見えてきたニーズ

 ――25年3月期決算で基礎…

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