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ルイ・ヴィトン
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 9月から10月にかけてパリ、ミラノで開催された2025年春夏のファッションウィーク。世界的に知られる有力ブランドは、それぞれどんな新作を発表したのか。

 パリ最終日の10月1日夜、最後のショーを締めくくったのはルイ・ヴィトンだった。肩の幅をしっかり取りながら袖や腰下の位置に丸みを帯びさせるなど、強さと柔らかさを両立させた服が印象的。モノグラム柄で扇形の新作バッグなど服以外の見どころも多かった。90年代にバレンシアガを率いて頭角を現し、2013年からヴィトンのレディースを手がけるニコラ・ジェスキエールの創作意欲は一向に衰える気配がない。ランウェーはヴィトンのトランクを組み合わせて作り、BLACKPINKのLISAなど世界的スターたちもゲストとして見守った。

 ディオールは創業者が50年代にデザインし、ブランドの歴史的なアーカイブにもなっているワンショルダーのドレス「アマゾーヌ」から着想を得た。自立した勇敢な女性を連想させる装いで、パリ五輪があったことからスポーティーな素材づかいやスタイリングを意識した。

 サンローランも、意思の強い自立した女性というメッセージをテーラードのスタイルに込めた。メンズライクな一方で、ワイドパンツにヒールのシューズを合わせたり、ゴールドのブレスレットを目立たせたりと、洗練されたスタイリングだ。

バレンシアガはテーブルを並べてランウェーに

 シャネルは5年間デザインを…

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