2024-25シーズンのMリーガー36人と、各プロ団体の最高峰タイトル獲得者など団体推薦者24人の計60人による「Mトーナメント」が今月から行われている。
予選は2試合の結果を総合して上位2人が次のステージに進む仕組み。元Mリーガーの朝倉康心プロは「一般的に順位点の高いMリーグルールでは、1試合目にトップを取れると通過はかなり有利になる」と語る。
「でも、だからこそ」
朝倉プロは突然、続けた。
「『不慮の事故』は許されないんです。1試合目にトップで、敗退するわけにいかない。なので、普段はやらない過剰な守備型の麻雀(マージャン)になることが多くて、実は難しい。僕が練習会で打った時は、全ての打牌(だはい)が間違っているのではと思えてしまうくらいに、神経をすり減らしていました」
Mトーナメントを見ていて、そんな難しい選択を感じた局面があったという。
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場面は最高位戦日本プロ麻雀…