麻雀(マージャン)のプロリーグ戦「Mリーグ」は27日の試合が終わり、今季のレギュラーシーズンは残り1日となった。セミファイナルに進出できる6位の座をめぐって試合前時点で6位のアベマズ、7位サクラナイツ、8位風林火山が最後の直接対決に臨み、アベマズが6位を堅守した。最終日の結果を受けて確定となるが、セミファイナル進出の最後の1枠はアベマズとなる公算が大きくなった。
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個人スコア賞(MVP)の争いは熾烈(しれつ)を極めている。南3局2本場に国士無双をアガったドリブンズ・園田賢が暫定首位に立ったものの、白鳥が南4局2本場に再度逆転する劇的な展開に。白鳥が暫定首位で最終日の結果を待つことになった。
アベマズにとって、苦しい時間の長いシーズンだった。
一昨季以外全てのレギュラーシーズンでプラスポイントを積み重ねてきたチームリーダーの多井隆晴、昨季チーム最多のポイントを稼いだ松本吉弘がそろって不調だった。特に松本は17試合トップがなく、2月に今季初トップをつかんだ。
多井は「こんな厳しいシーズンは初めて。ただ数年前から、いつか2人、3人と調子が悪くて大きくマイナスする年が来ると、チームメートには言っていた。僕もいつかは大きく負けるときが来る。麻雀はそういうゲームなので」と振り返った。
その上で、「負けた試合で無…