麻雀(マージャン)のプロリーグ戦「Mリーグ」では26日、発表が相次いだ。
Mリーグを運営する一般社団法人Mリーグ機構は同日、来季から殺虫剤や防虫剤の製造・販売を行うアース製薬のチームが加わると発表した。新チームの加入はビースト以来2季ぶりで、10チーム目になる。
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同社は今夏に東京で開かれる「世界麻雀」の特別協賛を務めるほか、プロアマ混合でその年の「最強」を決める麻雀最強戦に関わるなど、麻雀の振興に取り組んできた。同社の川端克宜社長・最高経営責任者(CEO)は「心より感謝申し上げます。今回、麻雀という頭脳スポーツを通じて、Mリーグの一員として業界をさらに盛り上げることを目指します」とコメントした。
またMリーグ機構は同日、来季の概要を発表した。
全10チームになる来季も、レギュラーシーズン上位6チームがセミファイナル進出、セミファイナル上位4チームがファイナル進出というレギュレーションは変わらない。ファイナルで1位となったチームの賞金は、5千万円から7千万円へと2千万円増額される。
今後の予定としては、来月16日までに既存9チームの選手の契約継続や満了が公表され、同月30日に新チームを含めたドラフト会議が開かれる。その後、7月に来季のチーム構成が公表され、9月頃に新シーズンが開幕する。
26日夜に行われた風林火山の「シーズン感謝祭」では、チーム創設時のドラフト1位で、姉の二階堂瑠美との「二階堂姉妹」としても知られる二階堂亜樹が、来季から監督を兼任することが発表された。
亜樹はイベント後、取材に応じ「選手の采配が主。監督としてかなり深いところまで関わっていくつもり。(元監督の)藤沢(晴信)さんとは役割分担して、采配やチーム状況、選手のコンディションを見るなどMリーグの試合をメインで考えるのが自分で、チームのイベントなどは藤沢さんが引き続き考える」と説明した。
チームからは2選手の契約満了が発表されている。「まだ誰が入るか決まっていないので、本格的な動きは決まってから」としつつ、「積極的に新メンバーとも関わりたい。両立はできると思っています」と語った。