【解説人語】Mリーグで進む麻雀の競技化 高校生にも刺さる魅力とは

開幕戦に臨むMリーガーたち©ABEMA

 麻雀(マージャン)を頭脳スポーツとして打ち出すプロリーグ戦「Mリーグ」が15日、開幕した。8年目の今季は新たに1チーム加わり、全10チームが優勝シャーレを巡って戦う。

 開幕式では、各チームのユニホームやバルーンを持ったファンの声援を受けて選手たちが入場。選手はチームロゴの入った旗を持って壇上に上がり、意気込みを語った。

 テレビ朝日やコナミ、KADOKAWAなどが運営するチームに加え、今季はアース製薬の運営するチームが参加。それぞれ男女混合で4人の麻雀プロと所属契約を結んでいる。6月末のドラフトでは9人の選手が指名された。

 昨季、初優勝をつかんだ「フェニックス」の茅森早香選手は、開幕前の取材に「(優勝の瞬間は)ファンの皆さんに感動してもらえた。あのくらいの感動をまた与えられる連覇をしたい」と意気込みを語った。

 Mリーグは2018年、麻雀の負の側面を払拭(ふっしょく)し、頭脳スポーツ化させる理念を掲げて、ゼロギャンブル宣言とともに発足した。Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が最高顧問を務める。朝日新聞社は健康・安全にプレーできる環境整備や、世代間の交流促進を目指すリーグの趣旨に賛同して、主要スポンサーとして、創設当初から関わってきた。

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